HEADs AI
06
費用をかけずに人に来てもらう方法

お金をかけずに、
応募を増やす。

この方法で、こうなります費用をかけずに応募が増え、面接から入社まで手が回るようになる当てはまるかどうかと、運送・物流会社に置き換えた例は、このあとに続きます。

従業員300名未満の会社の求人数は、300名以上の会社の21.4倍あります。まず数に埋もれます。予算は大手の4分の1ほど、専任の担当者もいない。
それでも、いちばん結果が出るのは新しい媒体を増やすことではありません。いまの求人原稿を直すことと、応募が来てから24時間以内に返すこと。どちらも費用はかかりません。
かかるのは手間だけで、そこはAIが引き受けられます。

ここに書かれているのは、ひとつの例です。置き場所も、担当の決め方も、会社によって変わります。

① 実際、どう使うのか
  1. 用意するものこれまでの面接記録・評価記録・求人票。現場の写真。いま働いている社員に「この会社のどこがいいか」を聞いた話。
    あるものをそのまま出してください。書き直す必要はありません。
  2. AIと一緒にやること採用は長い流れですが、AIが受け持つところは決まっています。
    ・同じ業種・同じ規模の事例を集める(自社に前例がなくても調べられる)
    ・記録から来てほしい人の像を出す(定着して伸びている人の共通点)
    ・社員の言葉から魅力を拾う(経営者が気づいていない分)
    ・求人原稿を書き、応募者の目で疑う
    ・返信の文面を何通りか用意する(24時間以内に返すため)
    ・普段の発信を、週1回まとめて作る
    ・面接前に聞くことを出し、面接後に記録を整理する
    ・辞めた理由と求人票を突き合わせる
    ・毎回の数字を並べて、落ちている場所を出す
  3. たまる場所いま使っている共有フォルダに1か所。人物像・魅力と実態・求人原稿・返信の文面・面接で使うものをまとめて置きます。
    求人サイトが変わっても、同じものを使い回せます。
  4. 使うとき・直すとき募集のたびに、置いてあるものを差し替えて使います。
    終わったら数字を記録し、落ちた場所から次に直すところを決めます。面接や入社後に出たズレも、その場でAIに読ませて次の募集に戻します。
    回した数だけ、実態に近づきます。

いちばん大きく変わるのは、事例を集めるところです。中小企業には自社の前例がありません。他社が何をやって何が効いたかを、まとめて調べて残しておけるのがAIの強みです。
用意するところまでがAIの仕事です。人が決めるのは、誰を採るかと、何をどの順で伝えるか。先に魅力、志望度が上がってきてから厳しいところ——この順番は人が守ります。

② どう進めるか / 大きく変わる順に
  1. AIに、同じ業種・同じ規模の事例を集めさせるうちと同じくらいの会社が、何をやって人を採れているのか。自社に前例がなくても、世の中の事例なら集められます。
    どんな媒体を使ったか。求人原稿に何を書いたか。普段どんな発信をしているか。何がうまくいって、何がだめだったか。
    調べたものは残しておきます。次の募集でも、別の職種でも、そのまま使えます。
  2. 来てほしい人を、一人に絞るこれまでの面接記録と評価記録をAIに読ませて、定着して伸びている人の共通点を出させます。
    求人原稿は、その一人に向けて書きます。大勢に向けて書くと、誰にも刺さりません。
  3. 求人原稿を、書き直すここがいちばん大きく変わります。費用はゼロです。AIが下書きを作りますが、そのまま出しません。どこの会社にも当てはまる言葉が並ぶからです。そのまま打てますこの求人票を、応募を考えている人の目で読んでください。

    ・不安に思うところ
    ・ブラックではないかと疑うところ
    ・書かれていなくて気になるところ

    遠慮せず、厳しく挙げてください。
    身内では出てこない指摘が出ます。挙がったところに、数字と事実で答えます。
  4. 24時間以内に返せるようにする次に大きく変わるのがここです。これも費用はゼロ。応募者は何社にも出していて、1日返事がないと選考の対象から外れます。
    返信の文面をAIに何通りか作らせて置いておけば、選んで送るだけになります。
  5. 募集のやり方を、職種と予算で選ぶ媒体を増やすのは、原稿と初動を直したあとです。このあとの表で、向き不向きと費用を比べます。
    社員紹介は中小企業といちばん相性が良く、費用も最も安く済みます。頼むときの伝え方も、AIに下書きさせます。
  6. 半年から1年かけて、普段の発信を育てるSNSは、始めてすぐに結果が出るものではありません。採用のときだけ出しても間に合わないので、先に始めておきます。
    現場の写真と一言メモから、AIが週1回まとめて文面を作り、予約して出します。人手がないから続かない、が消えます。
  7. 面接の前後を、AIに支えさせる面接前——応募書類を読ませて、人物像のどこと合っていて、どこが確認できていないかを出させます。
    面接後——話した内容を整理させます。伝えたつもりで伝えていなかったことも出ます。合否を決めるのは人です。
  8. 入社後のズレを、次の募集に戻す早く辞めた人の理由と、そのとき出していた求人票をAIに並べさせます。
    どこが実態と違っていたかが分かり、次の原稿の直しどころになります。
  9. 毎回の数字を記録して、次に直すところを決める見られた数/応募の数/面接に来た数/内定を出した数/承諾した数/その後の定着。記録するのはこれだけです。
    どこで落ちたかで、直す場所が決まります(ひとつ前の表)。AIに毎回の数字を並べさせれば、下がっているところがすぐ分かります。
    1回目で当たることはありません。回すたびに、原稿は実態に近づきます。
③ 募集のやり方 / 職種と予算で選ぶ
手向いているところ一人あたりの費用
求人原稿を直すどの職種でも、まずここから0円
24時間以内に返す次にここ。応募を取りこぼさない0円
ハローワーク事務・製造・建設・ドライバー・介護など、地元で採る職種無料
社員紹介社風の合う人。中小企業といちばん相性が良い0〜20万円
求人媒体短い期間で応募数をそろえたいとき20〜50万円
SNSでの発信若い層。半年〜1年かけて育てる前提手間のみ
人材紹介営業・技術・管理職など、募集しても集まりにくい職種80〜200万円超

上から順に試します。下ほど費用が上がるので、原稿と初動を直さないまま媒体を増やすと、費用だけが増えます。

④ 回し方 / どこで落ちたかで、直す場所が決まる
落ちている場所見る数字直すところ
そもそも見られていないクリック率
目安1%
求人のタイトル。次に、出している媒体
見られたが、応募が来ない応募率
目安1%
求人原稿の中身。数字と事実が入っているか
応募は来たが、面接に来ない面接に来た割合返信の速さと、日時・行き方の案内
面接に来たが、次に進まない面接の通過率誰を採るかの基準。面接官どうしの見方のちがい
内定を出したが、断られる内定の承諾率面接での伝え方と、決まったあとの連絡
入社したが、辞める3か月・1年の定着求人原稿と実態のズレ。厳しいところを伝えていたか

数字は、この6つだけ記録します。直す順番はタイトル → 求人原稿 → 来てほしい人の像。この順で回すと、応募数が落ち着いてきます。

⑤ できあがるもの / 採用活動の一式
  • 来てほしい人の像(記録から出したもの)
  • 自社の魅力と、大変なところの両方
  • どの段階で何を伝えるかの順番
  • 書き直した求人原稿と、応募者の目で見た引っかかりどころ一覧
  • 返信の文面(24時間以内に返せるように)
  • 普段の発信の形(何を、どのくらいの頻度で)
  • 面接で聞くことと、伝えること
  • 入社後のズレを、次の募集に反映する手順
  • 毎回の数字の記録(どこで落ちたかが残る)
⑥ こんな会社に向いています
  • 求人を出しても、応募が来ない
  • 採用にかけられる予算も人手も、そもそもない
  • 応募が来ても、返事が数日後になっている
  • 求人を出したときだけ動いていて、普段は何も出していない
  • 去年の採用が、なぜうまくいったのか/いかなかったのかを説明できない
  • 入社後に「聞いていた話と違う」と言われる
⑦ 同じことは、業種を越えて起きています
業種同じ構造で起きていること
建設・工事業「危険・きつい」の印象が先に立ち、応募につながらない
介護・福祉待遇や働き方の実態が、募集要項から読み取れない
飲食・宿泊業労働時間のイメージだけで判断され、比較されない

たとえば、運送・物流会社の場合——求人を出しても「長時間できつそう」で応募が来ない。ドライバーの有効求人倍率は全職種平均の2〜3倍、建設業では人手不足の企業が77.6%にのぼります。
媒体を増やす前に、原稿と初動を直すところから始めます。

⑧ たとえば、運送・物流会社の場合(サンプル)
体力に自信がなく、長時間の運転や荷積み・荷降ろしが不安です。家族との時間も取りたい。大型免許を持っていないと、そもそも応募は難しいでしょうか。
⑨ サンプル / 求人原稿を、実態の言葉に
避けたい表現物流の実態に具体化
未経験歓迎中型免許から地場配送でスタート。大型は入社後に費用補助で取得可
安定して長く働ける日帰り中心・週休2日のコースあり。1日の拘束時間の目安も明記
やる気重視決まった運行手順・点呼・日常点検を丁寧に守れる人
アットホームな職場入社後しばらくは先輩が同乗し、少しずつ任せる
⑩ サンプル / 面接前に確かめること
項目整理内容
重視していること長く続けられる働き方。家庭との両立。無理なく始められること。
不安に感じていること長時間運転・荷役の体力負担。免許の要否。休日の取りやすさ。
理解にズレがありそうな点『ドライバー=長距離・大型』と思い込んでいる可能性。地場・中型から始められることを説明すべき。
深掘りすべき質問希望する勤務エリア/通勤時間/免許の取得意向/体力面で不安な作業。
KEY POINT

中小企業の求人は、大手の21倍あります。まず数に埋もれます。
自社に前例がなくても、世の中の事例なら集められます。同じ業種・同じ規模の会社が何をやって人を採れているか——AIがいちばん得意なのはここです。集めたものを残しておけば、次の募集でも、別の職種でも使えます。
そのうえで、結果が出るのは、新しい媒体を増やすことではありません。いまの求人原稿を直すことと、応募が来てから24時間以内に返すことです。どちらも費用はかかりません。
毎回どこで落ちたかを記録し、タイトル → 原稿 → 人物像の順に直していく。この順で回すと、応募数が落ち着いてきます。誰を採るかを決めるのは、人です。

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